『延々と続くホワイトノイズ』
ヘミシンクは、70年代にロバートモンローが開発した自己変革のプログラムで、ある特殊な音を聴かせることで脳をトリップさせ、幽体離脱を起こさせたり、死者と会話をしたり、死後の世界へ行ったりできるという、なかなか刺激的なシロモノである。終末医療の先駆者として有名なキューブラー・ロス博士が大きな影響を受けたことでも知られている。

一度聴いてみたいと思っていたが、ＣＤが発売されているのを見つけたので買ってみた。
本作は「集中」するためのサウンド、である。安眠を誘うための「Super Sleep」と2枚を買ったが、どちらも40分以上に渡って延々とホワイトノイズが続く、という点では同じ。こちらのほうがうねりの周期が短めで、機械の動作音のようなリズミカルなノイズも含まれているが、ちょっときいただけでは違いはわからない。効果があるか、といえば、実験でもしてみないとちょっとなんともいえないが、音楽を聴きながら仕事をするよりは集中できるような気はした。しばらく使ってみたい。